最近、 クラウドで簡単にWebフォームとデータベースを作成できるサービス「Zoho クリエーター」 に関するお問い合わせを多くいただくようになってきました。

Zoho クリエーターは、プログラムの知識がなくてもドラッグ&ドロップでWebフォームを簡単に作れるサービスです。アンケートやお問い合わせ、各種申請など、フォームを利用したアプリケーションの作成に役立ちます。細かな処理を行いたい場合はスクリプトを利用してカスタマイズすることも可能です。


このサービスがどのようなきっかけで開発されたのか、開発マネージャーであるHyther Nizamの言葉をご紹介しましょう。
きっかけとなったのは、クリス・アンダーソン氏のロングテールのコンセプトでした。Wiredに発表された当時は、このコンセプトのことは知りませんでした。その後、2004年3月にCEOと話している時に、ロングテールの話を紹介されました。

その話を聞いて、ピンと閃きました。当時、社内のさまざまなニーズを満たすために自分達でアプリケーションを作成していました。これこそまさに、Webアプリケーションのロングテールだと感じました。

例えば、次のようなアプリケーションが作られていました。
  • 自社製品と競合製品との比較用のアプリケーション
  • 食堂の業者の評価アプリケーション
  • 本の貸し出し管理のための図書館アプリケーション
その他にも、一時的に利用するようなアプリケーションもたくさん作られていました。例えば、人事部によって、Tシャツのサイズを登録するためのアプリケーションなどが作られていました。

このアプリケーションを作るために人事部のメンバーはどうしていたかと言うと、アプリケーションを作ってくれる開発者を探し歩いていました。そこで、簡単なWebアプリケーションなら人事部のメンバー自身作れるようにしたら良いのではないかと考えました。

このような社内の細かなニーズへの対応の必要性とロングテールのコンセプトから、URLから簡単にWebアプリケーションを作れるようにしたら良いんじゃないか?というアイデアが生まれ、アプリケーションの作成ツールであるZoho クリエーターが誕生しました。

ところで、当社ではこのようなポリシーを掲げています。
「何かアイデアが浮かんだら、同じアイデアを他の10人の人が考えている」

そこで、このようなツールがすでに提供されているかどうか調査しました。数週間後、私達が考えていたようなオンラインのアプリケーション作成ツールがすでに提供されていることが分かりました。しかし、それらのツールはそこまで有名ではありませんでした。実際、Zoho クリエーターのアイデアが浮かぶまでそうしたツールがあることすら知りませんでした。

それらのサービスは価格が高すぎるか、人事部のメンバーのようなユーザーが自分で必要に応じてアプリケーションを作成できるほど直感的に使いやすいものではないことが多かったのです。

こうして、私達の目標を、サービスをできるだけシンプルにして手頃な価格で提供することに定めました(もちろん、一番良いのは無料にすることですけどね)。
Zoho クリエーターはこのようなきっかけで生まれてきたのです。実は、Zohoサービスは、自社のニーズから発展してサービス提供に至ったものが少なくありません。今注目を浴びている Zoho CRM(顧客管理・営業支援) もその代表格です。自分達で作ったサービスを使い込むからこそ、より良いサービスを作っていけるという考え方がベースにあるのです。

Zoho クリエーターは細かなカスタマイズもできますが、一番良いところはその手軽さです。プログラムが分からなくても、ドラッグ&ドロップでフォームとデータベースを簡単に作成でき、1度使い方を覚えるとアプリケーションの作成が楽しくなってきます

皆さんもぜひ試してみてください!

■関連情報 
なお、このブログは、英語版の Zoho Blogs を翻訳・加筆・修正したものです。
元の記事:  How Zoho Creator got started ?

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