Webサイトの訪問者に対して効果的なアプローチやフォローができていない気がする…そんな方にオススメの連携情報です。今回の記事では、「どこどこJP」というサービスとの連携についてご紹介します。
どこどこJPとは?
どこどこJPとは、Webサイトの訪問者のIPアドレスから地域情報や組織情報などを取得できるサービスです。どのような地域や組織から来ているか、その組織の業種は何か、従業員規模や売上高はどのくらいかを把握できます。
(※個人は特定できません。また、訪問者によって情報を特定できない場合があります)
取得できる情報はたくさんありますが、特に以下のような情報がZoho CRMと相性が良さそうです。
- 地域(都道府県、市区町村)
- 組織名
- 組織の代表電話番号
- 業種分類
- 従業員規模
- 売上高
どこどこJPとZoho CRMの連携メリットとは?
連携メリットその1:属性情報が分かる
上であげたような情報は、営業対応を進める中で名刺交換をしたり商談をしたりすればある程度分かってきます。しかし、時間と手間がかかりますし、Webサイトを訪問しただけの段階ではわからないことが多いです。
どこどこJPを活用すればこれらの情報がWebサイトに訪問した時点で分かり、Zoho CRMの見込み客や連絡先の組織や地域情報に反映できます。名前やメールアドレス等の最低限の情報しか分かっていなくても、都道府県や市区町村、組織名や業種等の情報を追加して属性を充実させることができます。
▼Zoho CRMの見込み客にどこどこJPで取得した情報を反映
連携メリットその2:興味情報と組み合わせて営業精度向上
さらにZoho セールスIQの訪問情報と組み合わせると、訪問者の興味・関心も分かってきます。Zoho セールスIQでは、閲覧ページや遷移等の訪問者の行動を確認できます。訪問者がどのようなことに興味・関心があるかが推測できます。
これらの情報を活用することで、営業アプローチの前に相手の方の属性と興味(どんな組織の人で何に興味があるのか)が分かります。優先順位がつけやすくなり、営業の精度も上げられます。また、Webサイトのコンテンツやアプローチにも活かせます。
どこどこJPとZoho CRMの連携活用例
活用例
- 地域に応じて地域別のセミナー情報を表示し、チャットでお知らせする
- 業種に応じて業種別の事例を表示し、チャットでお知らせする
- お得意様の企業からWebサイトへの訪問があったら営業担当者にメールで通知する
- ランクが高いホットな見込み客がWebサイトに訪問した後に状況伺いのタスクを登録する
- 業種や地域の情報をもとに見込み客のレポートを作成する
実際に当社でも活用してみました。当社では、関東以外でもセミナーを開催したり展示会に参加したりしていますが、それらの情報をアクセス元の地域に応じて表示しました。画面中央のセミナーの案内と右下のチャットの部分にご注目ください。
▼近畿地方からアクセスした場合
▼九州地方からアクセスした場合
▼石川県からアクセスした場合(展示会期間中の期間限定)
▼宮崎県からアクセスした場合(個人的こだわり)
今までだと全国共通の情報しか載せられなかったのですが、この連携により地域や属性に応じた対応ができるようになりました。CRMにも情報を反映していますので、Webサイトだけではなくメールキャンペーンや個別の営業対応にも活かせます。
どこどこJPとの連携方法
連携方法は以下の2つがあります。
- Zoho セールスIQのJavaScript APIによる連携
- Zoho CRMのカスタム関数による連携
両方とも併用できますが、それぞれ主に以下のようなニーズに対応できます。
- Zoho セールスIQでチャット対応をする際に相手の情報を詳しく把握したい
- Zoho CRMで営業対応を進める際に見込み客や連絡先の情報を詳しく把握したい
より具体的な設定内容については以下をご参照ください。
その他参考情報
最後に、どこどこJPのUsers Meetingで話した内容をご紹介します。
連携でZohoをもっと便利にもっと深くご活用ください!