■この記事を読むとわかること
- Zoho CRMで日報用のレポートをカスタマイズして集計・分析に役立てる方法
■この記事の読了時間(目安)
- 4分
■この記事を読むと解決できるお悩み
- 日報の集計に手間と時間がかかっている
- 日報の情報を組織的な営業活動に活かせていない
■はじめに
前回までの記事では、Zoho CRMで日報を作成する方法や自動提出する方法をご紹介しました。これだけでも、日報の入力の手間を削減したり、日報を営業対応に活用したりできますが、活用範囲はまだまだあります! せっかく入力した日報の情報を資産として活かさない手はありません。
今回の記事では、入力された日報を自分が指定した条件で集計して分析し、組織としての営業対応に役立てる方法をご紹介します。
■日報用のレポートの設定
具体的には、日報用のレポートをカスタマイズする機能を利用します。Zoho CRMのレポートでは、CRM内の各種データを抽出でき、以下のような設定が可能です。
- 表示項目の設定
- グループ化の設定
- フィルターの設定
■表示項目の設定
レポートの画面に表示する項目を選択できます。ズラズラーッと不要な項目を見る必要はなく、必要な項目だけをサッと確認できます。
レポートは複数作成できますので、表示項目を変えたレポートを何種類も作成することも可能です。
■グループ化の設定
レポートの内容を、指定した項目でグループ化して表示できます。
例えば、以下のような形での活用が可能です。
- 担当者別に集計して、担当者ごとの営業活動の状況を把握する
- 顧客別に集計して、顧客ごとの対応状況を確認する
- 地域別に集計して、どの地域での営業活動が頻繁に行われているかを確認する
■フィルターの設定
指定した条件に合致するデータのみをレポートに表示できます。
フィルターの条件設定は柔軟にできます。よく使われるのは以下のような設定です。
- 期間を指定して、該当の期間のデータを抽出する
- 担当者を指定して、該当の担当者に関するデータを抽出する
- 顧客の属性(ランク、地域等)を指定して、該当の顧客に関するデータを抽出する
特に期間で抽出する方法は便利です。レポートの内容を見ながら、選択ボックスから期間をすぐに変えて抽出し直すことが可能です。
また、期間の設定を1週間や1カ月間等にすると、週報や月報として利用することも可能です。
レポートの具体的な作成手順については以下をご参照ください。
■おわりに
上記のように、自由自在にデータを集計して分析できます。個別の日報の情報を個々の営業対応に活かすだけでなく、組織全体の状況も把握することができ、便利です。
また、一度レポートの条件を設定しておけば、常に最新の情報が反映されますので、組織の営業の状況をリアルタイムで確認できます。レポートを見ながら営業会議をすれば、最新情報を確認でき、かつ、会議用の資料を改めて作成する必要も無くなります。
営業の生産性の向上、分析結果を元にした営業活動の改善にぜひご活用ください!
■参考情報