メールマーケティング運用のポイント(1):
はじめに

公開日:

2017年7月10日

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執筆者 岡安 裕一

メールマーケティング運用のポイント(1): はじめに
p>中小企業のマーケティング活動の支援をお仕事の柱としている身としては、日々の情報収集は欠かせない大切なタスクです。

最近では流行りのフィンテックなどに絡めてマーテック(MarTech)などという言葉も使われ始めるほど、様々なテクノロジーを使った新たなマーケティングツールや手法が毎日のように世に出ています。

そんな日々の情報収集をしながら、中小企業の支援活動をしていると、どうしてもそこにギャップを感じざるを得ないというのが正直な感想です。

このギャップがどこから生まれてくるかというと、それは、インターネットにあふれている情報と日本の多くの企業を占める中小企業の実態との乖離といえそうです。

大企業の成功事例に振り回されて失敗事例を量産する中小企業

インターネットには大企業がマーケティングテクノロジーを利用して華々しい成果を上げたという成功事例であふれています。

しかし、中小企業では、資金力や人手不足、ITリテラシーが追いついていないなどの理由から、集客や新規顧客の開拓の強いニーズがあるにも関わらず、マーケティングテクノロジーを活用できていないことがほとんどです。

中小企業が大企業の成功事例をそのまま使おうと思っても、体制面などの問題で現実的な運用に乗らないことも多く、様々な失敗事例を量産するという皮肉な結果が生まれています。

個人的には常に地に足の着いた提案や支援を心がけていますが、多くの中小企業の経営者や担当者がそういった成功事例に振り回されてしまっている姿も見かけることが少なくありません。

今回は、低価格ながらも十分な拡張性をもったCRMのクラウドサービス、マーケティングプラットフォームとしての可能性をお持ちのゾーホージャパンのブログという場をお借りして、中小企業でも実践できるマーケティング手法である「メールマーケティング」についてまとめていく連載記事を書く機会をいただきました。

こんなことを書いたら担当の方に怒られてしまうかもしれませんが、Zohoというサービスに限定されない、皆さんに役に立つ記事を提供できればと思っていますので、よろしくお願い致します。

連載記事の目次

さて、現時点での連載記事の内容は以下のように予定しています。

連載記事:営業担当者でも運用できるZOHOメールマーケティング実践法(全8回)

連載している中で、構成や回数などは変更になる可能性がありますので、ご了承ください。

この連載記事を読んでほしい方

この連載記事は、マーケティング専任担当を置けないような状況の企業の担当者の方、経営者に活用いただくことを想定しています。

ビジネスモデルとしては、どちらかというと企業との取引を行っているBtoB企業(あるいはBtoCでも営業活動を行うようなモデルの企業)での活用がしやすいイメージとなる見込みです。
(ネット上での販売を中心としたBtoCでも参考になる部分はたくさん含まれます)

タイトル通り、この連載では、

  • 営業担当者でも実践できる

というところが、1つのポイントになっています。

現実の中小企業では、マーケティング専任担当者がいることはほとんどなく、兼任であっても明確なマーケティング担当がいないことがほとんどです。

そうすると必然的に集客を中心としたマーケティング活動の主体は営業担当者ということになります。

しかし、営業担当者は日々の営業活動でいっぱいいっぱいで、とてもマーケティング活動に割く時間がなくて困っているというのが実際のところではないでしょうか。

そこで、今回の連載記事では、そのような悩みを抱える企業や担当者にもお役立ていただけるように、兼任、あるいは、営業活動の片手間での仕事にならざるを得ないマーケティング活動を効率よく効果的に実施するためのポイントをお伝えしていく予定です。

本来は、マーケティング活動は片手間でやるようなものではないのですが、まずは効率的に成果を上げて、その後腰を据えてマーケティングに取り組んでいただくという流れを作れれば大変うれしく思います。

セミナーのご案内

序章+8回の連載で、中小企業でも実践できる、営業担当者でも実践できる「メールマーケティング」についてまとめています。

連載記事では、「なんとなくわかったけど、実践するのはちょっと難しいよね」といったことにならないように、できるだけ具体的な話を入れ込んでいます。

それでも、マーケティング活動を行ったことがない、クラウドサービスを使ったことがないような場合には、なかなか一歩が踏み出せないことも多いでしょう。

ゾーホージャパンでは、そのような「これから顧客データを活かしてメールマーケティングを実践したいけど、どうすればよいかわからない」という方を対象とした、CRMやメールマーケティングの第一歩を踏み出すためのウェビナーを多数開催しています。
メールマーケティングを実践してみたいとか、顧客データを活用するためにCRMを導入したいと思ったら、ぜひウェビナーに参加してみてください。

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