Zohoの採用 – ZOHO University(ゾーホー・ユニバーシティ)の効果と今後 – 【Zohoってどんな会社?- 第4回 -】

前回の記事で、ZOHO Universityの哲学や仕組みについて説明しましたが、今回の記事では、それに続いて、ZOHO Universityの効果や今後について説明します。

■ZOHO Universityの効果
すでに100名を超える卒業生が社員になっており、割合にしておよそ10%を占めています。これらの卒業生は、大卒の卒業生と仕事の能力は何ら劣りません。多くのメンバーがそれぞれのチームの中で重要な役割を果たしています。

驚異的なのは、ZOHO Universityの卒業生は、ほぼ100%会社に定着していることです。これはつまり、ZOHO Universityの卒業生の離職率はほぼ0%ということです。インドの会社の離職率の高さを考えると驚くべき数字です。

また、日本法人であるゾーホージャパンの新入社員研修もZOHO University(インドのチェンナイ)で行われます。日本人の新入社員も現地のインド人の学生達と一緒になって学びます。皆インド生活をサバイバル(あるいはエンジョイ)してたくましくなって帰ってきます

※右の写真は学生達です。


■ある卒業生の物語
インドのメディア(The Economic Times)でもこの取り組みは注目されており、ある記事で卒業生の一人が取り上げられました。

彼の名前はSaran Babu(サラン・バブ)。Saranは17歳でZOHO Universityに入りました。その頃、彼は、家計を助けるため、仕事を探しており、元々は、パートタイムの仕事に就く予定でした。

幸いにもちょうどその頃にZOHO Universityが設立され、第1期生として入学しました。Saranが応募したときは、50名が応募し、30人が二次選考に進み、最終的には6人の生徒が入学しました。

5年経ち、現在彼はZoho Marketplaceチームでリーダーの仕事をしています。つまり、22歳なので、大学からの新卒と同じ年ですでにリーダーになっているのです。仕事熱心で人間性も素晴らしく、皆からの尊敬も集めています。

■ZOHO Univerysityの今後
ZOHO Universityに関しては、社内から否定的な反応もありました。しかし、CEOの強い信念で前に進めてきた結果、良い影響をもたらしています。今では皆肯定的に見ています。

今後は、さらに、ZOHO Unversityの卒業生の採用を進め、従業員に対する卒業生の割合を高めていく予定です。また、卒業生の中からSaranのようなリーダー層がたくさん出てくることも期待しています。

※右の写真はZOHO Universityのスタッフ達です。

最後に、CEOのSridharの言葉を紹介しておきましょう。

「世界で通用する製品を作るのに、IITやMITを卒業する必要なんてない」
“You really do not need to be an IIT or an MIT graduate to develop world-class products,”
 引用元:
Zoho’s students can teach Microsoft a lesson or two

※IITはインドの名門工科系大学です。

この取り組みは単なる慈善ではなく、大きな意味を持つ社会的実験だと考えています。今後の展開にも期待大です!

Comment

  • Trackback are closed

  • Comments (0)

  1. No comments yet.

PAGE TOP