あなたが情報を追うのではなく、必要な情報のほうがあなたを追っかけてきてくれたら素敵じゃないですか?今日ご紹介する機能は、そのような理想のデータ管理を実現します。
まず、私は熱烈な iPhone ユーザです。それに、オンラインプロジェクト管理サービス「Zoho Projects」 もよく利用しています。プロジェクト関連のイベント(予定)を、iPhone カレンダー上確認できたらいいなと思っていました。幸運にも、Zoho Projects には、プロジェクトカレンダーに登録した予定を、 ICS ファイルでエクスポートする機能があります。そして、一方で iPhone は ICS ファイルを読み込むことができます。これらの機能をうまく活用して、プロジェクトカレンダー上のイベントを iPhone カレンダーに同期することができます。設定方法は次の通りです。
まず最初に、 Zoho Projects
へアクセスし、ポータルを選択します。画面右上の「全てのプロジェクト」リンクをクリックすると全プロジェクトの概況を一画面で確認できます。「マイタス
ク(カレンダー表示)」タブを開きます。ここでは、ポータル内の全てのプロジェクトに関するカレンダー上のイベントを確認することができます。カレンダー
表示の下部には、プロジェクトカレンダー登録用のURL リンクが2つ表示されています。上のリンクは汎用 ICS ファイル用で、 下のリンクは Google カレンダー登録用リンクです。上のリンクをコピーして、iPhone 上にペーストしてカレンダーの同期設定をします。コピー&ペーストは直接できませんので、このリンクを iPhone のメールアドレスにメールで送付するとよいです。
次に、iPhone の設定を行います。 メールを開き、受信したリンクURLをコピーします。次の手順で設定してください。
「設定」を開き、メール/連絡先/カレンダーを選択します。設定画面にて、「アカウントを追加」をクリックします。
メールアカウントの選択にて、「その他」を選択します。
次の画面にて、カレンダーカテゴリの「紹介するカレンダーを追加」を選択し、コピーしてきた ICS ファイルのURLリンクを貼り付けます。「次へ」をクリックして進みます。
カレンダーの説明を自由に設定可能です。シンプルに、「Zoho Projects カレンダー」などと指定してはいかがでしょうか。「保存」をクリックして、設定完了です。
早速、iPhone 上のカレンダーを確認してみましょう。「すべてのカレンダー」の表示か、または、「Zoho Projects カレンダー」だけを表示するよう選択することができます。
iPhone のカレンダーアプリを開く度に、Zoho Projects からカレンダーを読み込みます。これにより、いつでも iPhone 上で最新のカレンダー情報を確認することができます。
一点だけ、注意してください。iPhone のカレンダー上では、Zoho Projects カレンダーに新規イベントを追加することはできません。Zoho Projects 上で作成したイベントを、iPhone で確認できるだけです。iPhone に登録できるカレンダー数に上限はありません。上記と同様の操作で、Zoho Projects で管理しているプロジェクトカレンダーをいくつでも登録することができます。
今日ご紹介した方法が、あなたの日々のカレンダー管理に役立てば幸いです。
■オンラインプロジェクト管理 「Zoho Projects」 サービスページ: http://www.zoho.jp/zoho-projects.html
なお、このブログは、米国本社(ZOHO Corp.)のZoho Blogsを翻訳・加筆したものです。
元の記事(2010年2月19日投稿)は こちら(翻訳:ゾーホージャパン, 清水)