先日、「サイボウズLive」の代替サービスとして「Zoho Connect」がわりと使えるかもしれません」という記事をお届けしました。
Zoho Connect は組織やチームのコミュニケーション・コラボレーションを効率化するサービスですが、この Zoho Connect を含め、メールやカレンダー、文書作成、表計算、プレゼンテーション作成など、さらに仕事を進めやすくするツールを、ワンセットで提供するのが「Zoho Workplace」です。
ツール活用をしたいと思うから起きる不都合
サイボウズLiveを利用しているけど、仕事を進めるには”もっといろいろなツールが必要”、と様々なサービスの利用を進めていくと、
- メールはGmail
- ワードやエクセルはOffice365
- テキストの共有、編集はEvernote
- ドキュメント管理はDropbox
- CMS(ウェブサイト)はWordPress
といった形で、ツールが乱立し、毎回ログインは個別に行わなければいけない、使い勝手がそれぞれ違うから覚えるのに大変、新しいメンバーに教えるのが大変、、、といった具合に、かえって仕事が進めづらくなるケースがあります。
サービスをひとつにまとめた 無料のコラボレーションスイート「Zoho Workplace」!
Zoho サービスは、Operation System for your Business というキャッチコピーのもと、企業やチームのあらゆる業務を効率化する、35種類以上ものツールを提供しています。
(各サービスは単体で利用することもできますが、)特にコラボレーション・コミュニケーションを支援するサービスをひとまとめにしたスイートシリーズが「Zoho Workplace」です。
「Zoho Connect」はもとより、
- POP/IMAP、独自ドメイン、メールホスティングもサポートする「Zoho Mail」
- ドキュメント作成の「Zoho Writer/Sheet/Show(文書作成/表計算/プレゼンテーション)」
- Officeファイルや画像ファイルなどの一般的な電子データを保存できる「Zoho Docs」
- チャット&ビデオ会議の「Zoho Cliq」
- Webサイトを作るためのCMS「Zoho Sites」
などが含まれています。
「Zoho Workplace」さえあれば、乱立するサービスに振り回されること無く、本来の仕事に集中することができ、効率的でスピード感のある組織やチームを作ることができます。
しかも、25名まで無料かつ一人当たり5GBのファイル容量が付いてきます。
登録は以下から可能です。
機能の比較表
より具体的に、サイボウズLiveの機能と比較した表を作成してみました。
(対応できるサービスが被る部分もあるのでそれは省略しています)
機能 | サイボウズLive | Zoho Workplace |
掲示板 | ○ | ○(Zoho Connect) |
チャット | ○ | ○(Zoho Cliq) |
グループビデオ会議 | ☓ | ○(Zoho Cliq) |
個別ビデオ会議 | ○ | ○(Zoho Cliq) |
リアルタイムプレゼンテーション共有 | × | ○(Zoho Show Time) |
アンケート | ○ | ○(Zoho Connect) |
共有フォルダ | ○ | ○(Zoho Docs) |
スライドショー | ○ | ○(Zoho Docs) |
文書 | × | ○(Zoho Writer) |
表計算 | × | ○(Zoho Sheet) |
プレゼンテーション | × | ○(Zoho Show) |
Webメール | × | ○(Zoho Mail) |
グループ作成 | ○ | ○(Zoho Mail) |
プロフィール | ○ | ○(Zoho Account) |
リンク集 | ○ | ○(Zoho Connect) |
お知らせ | ○ | ○(Zoho Connect) |
カレンダー | ○ | ○(Zoho Mail) |
イベントカレンダー | ○ | ○(Zoho Connect) |
ToDoリスト | ○ | ○(Zoho Mail) |
Webサイト作成 | × | ○(Zoho Sites) |
スマホ対応 | ○ | ○ |
ガラケー対応 | ○ | × |
また、サイボウズLiveやZoho Connectにプラスアルファで使える機能をピックアップすると、
1.Webメール(Gmailのような)が使えます。
2.ワードやエクセル、パワーポイントのような機能を使えます。
Zoho Sheet(表計算)
Zoho Show(プレゼンテーション)
3.ファイル共有フォルダーが一人当たり5GB
Zoho Docsというストレージサービスです。階層フォルダーの作成やフォルダ毎の共有も可能です。
4.ビデオ会議ができます。
グループや1対1でのビデオ会議が可能です。
5.Webサイトが作れます。
例えばゾーホージャパンでは
上記のように、ワードやエクセル、パワーポイントがパソコンになくても、それとほぼ同等のことをWebブラウザのみで行うことができます。
もちろん複数名で同時編集も可能です。
インドの本社(Zohoの本社はインドのチェンナイという都市にあります)とビデオ会議をしたり、社内のコミュニケーションはチャット(Zoho Cliq)や Zoho Connect でスピーディーに対話し、Zoho Mail でお客様やパートナーとコミュニケーションをとるなど、使い分けて効率的に活用しています。
例えばゾーホージャパンでは、社内資料の作成は「Zoho Writer」を使い、常に最新で唯一の情報をメンバーと共有しています。
プレゼン資料は「Zoho Show」を使いいつでもどこでも(ときには直前まで・・)資料の更新が可能です。
作成した資料はZoho Docs上に保管し、そのリンクをZoho Connectで共有して確認やレビューをしたり、急いでいる時はチャットやビデオ会議でインタラクティブに議論をしています。
もちろん外部とのやりとりは Zoho Mail で、全てのメールのやり取りを行っています。
ユーザー登録・お試し方法
登録は以下から可能です。
利用に関しては25名まで無料かつ一人当たり5GBのファイル容量が付いてきます。
そのため、サイボウズLiveを無料で使っていて、今後はG Suite(旧Google Apps)のような機能を持ったサービスを使いたいと思っていたが、有償だから利用するのに躊躇していた、という方がこのZoho Workplaceにはオススメかもしれません。
ゾーホージャパンではチームや社外の人ともこのサービスを活用しながら業務を進めていますので、他の会社さんでも十分活用いただけるのでは?と思います!