前回までの記事では、営業に関するメールの送信を自動化する方法をご紹介しました。今回の記事では、さらに活用度をアップさせ、一連の営業フォローのメール送信をまとめて自動化する方法をご紹介します。
■この記事を読むとわかること
- 一連の営業フォローのメール送信をまとめて自動化して営業効率をアップさせる方法
■この記事の読了時間(目安)
- 4分
■たくさんの人を同時並行でフォローしていくのは大変…
お客様に対して営業フォローのメールを送る際、何度も継続してフォローを続けることもあるのではないでしょうか。
例えば、以下のような3つのステップでフォローのメールを送るとします。
- 連絡や名刺交換のお礼
- 商品やサービスの案内
- 検討状況伺い
送り先が少ない場合はまだ把握できますが、たくさんの方に対してフォローをする場合、どのお客様にどこまでメールを送ったか分からなくなってしまいます。
実際にはステップは3つだけでなく、より多い場合もあると思います。その場合はますます複雑化してしまいます。クロージングや見積・請求処理等の他の活動を行いながら進めていくのは大変です。
■メールによる営業フォローの流れを自動化!
そこで役に立つのがZoho CRMの自動化(ワークフロー)機能です。この機能はこれまでもご紹介してきましたが、応用すると、複数のメールの送信を1度にまとめて自動化することが可能です。
例えば、3回のステップに応じたフォローメールの送信をまとめて自動化する設定が可能です。
[初回のフォローメール送信の設定]
[2回目のフォローメール送信の設定]
[3回目のフォローメール送信の設定]
この設定では、初回のフォローの1週間後(7日後)に2回目のフォロー、さらにその1週間後(14日後)に3回目のフォローメールを送信するようにしています。送信間隔は任意のタイミングを設定できます。
この機能は時間基準のアクションという機能を利用します。時間基準のアクションを設定すると、ワークフローが実行された直後だけでなく、その数日後等、時間をずらしてメールを自動送信することができます。しかも、メールの送信履歴も残るので、顧客の詳細画面からどのようなメールを送ったか確認することも可能です。
上記の例の他にも条件を設定してメール送信を自動化することが可能です。ぜひご活用ください!
※ワークフローによる自動化機能は有料プランの機能です。
また、時間基準のアクションはエンタープライズプランの機能です。
■設定手順
■参考情報