ITソリューションを提供するゾーホージャパン株式会社(代表取締役:迫 洋一郎、本社:神奈川県横浜市 以下、ゾーホージャパン)の親会社であるZoho Corporation (CEO:シュリダー・ベンブ、本社:インド タミル・ナドゥ州チェンナイ 以下、Zoho)は、従来より提供している営業アシスタント「Zia」(ジア)にボイス(音声会話)・チャットによる対話機能を追加した、初の対話型AI(人工知能)「Zia Voice」(ジア ボイス)を、日本時間の2018年3月1日に発表しました。
同時にこの新しい「Zia」では、受注予測や最適なEメールをタイムリーに顧客に送信することも可能になりました。
さらに、サーバーレス環境においてアプリケーションの開発と管理ができる「Catalyst」(カタリスト)やユーザーの使用言語に応じて表示を切り替える翻訳機能、ポータルといった新機能も追加し、エンタープライズ企業にとって有益な機能強化も行っています。
なお「Zia Voice」 は、現在英語のみの対応となっており、今後、順次各国言語に対応する予定です。
ZohoチーフエバンジェリストであるRaju Vegesna(ラジュ・ベゲスナ)は、
「我々はCRMとして初の対話型AI『Zia Voice』を提供します。営業支援AIとしての機能を強化し、ボイス・チャットでの対話により、スムーズに顧客情報へアクセスするなど、スマートな営業活動が行える環境を提供します」
と述べています。
Zia、営業活動を会話形式でアシスト
1. 対話型ボイス・チャットBot
Ziaは、新規リードの作成数や、平均売上、当月の売上予測の計算、 トラフィック数のステータスなど、日々の営業活動で必要となるあらゆる情報を、ボイス(音声会話)やチャットで話しかけるだけで答えてくれます。
対話型ボイス・チャットBot: zia-learn-to-speak
対話例(抄訳)
ユーザー:Jeffとのミーティングにメモを追加してくれる?
Zia :メモには何と書きますか?
ユーザー:交渉完了
Zia :了解。Jeffとのミーティングにメモを追加しました。
ユーザー:Jeffとのミーティングのステータスを完了に変更しておいて。
Zia :Jeffとのミーティングを完了に変更しました
*https://www.zoho.com/crm/zia/bots.html
2. Eメールセンチメント分析
Ziaは、日々のメールやりとりから、送信者の肯定的・否定的な感情を読み取り、分析します。
これにより、営業担当者は優先的に対応すべきEメールを判別することが可能となります。
*センチメントの判別は現在英語のみの対応。今後各国言語に対応予定。
3. 見込み客/商談予測
Ziaは、リードや商談のパターンや進捗状況から、受注確度を推測します。
これにより、営業担当者はより受注確度の高い商談へ集中して取り組めるようになります。
4. コンタクトに最適な時間の通知
Ziaは、リードや顧客へのコンタクトに最適なタイミングを提案します。
これにより、営業担当者は顧客とのコミュニケーションをよりスムーズに行えるようになります。
451Research社のSheryl Kingstone(シェリー・キングストン)氏は、
「営業支援ツールは、次のフェーズへと進みました。音声識別機能といったAI技術の進歩により、SaaSベンダーは目には見えない形でアプリケーションを進歩させ、より簡単に、より自然な形で、画面すら見なくてもアプリケーションを操作できるまでになりました。最近の調査では、今後24ヶ月で先進的なデジタル企業の45%がボイス インターフェースを使用するとし、またそれを楽しみにしていると回答しています。」
と述べています。
Catalyst(カタリスト): Zoho CRM の機能を最適化するカスタマイズプラットフォーム
モバイルソフトウェア開発キット (SDK)
Zoho CRM のモバイルSDKは、既に Zoho CRM が提供している標準のモバイルアプリとは別に、オリジナルのカスタマイズを施したモバイルアプリを開発できます。
例えばフィールドサービスに必要な機能だけに限定したモバイルアプリなど、ニーズやユーザーの役割に応じて、シンプルなカスタムモバイルアプリを作成可能です。
モバイルデバイスマネージャー (MDM)
MDMネットワークを利用し、iOSまたはAndroid端末で開発した社内向けのモバイルアプリやWeb SDKの配布ができます。
サーバーレス環境
物理的なハードウェアやサーバー負荷を心配する必要なく、Zoho のインフラを利用できます。
他社サービスと Zoho CRM を連携するコンポーネントにより、コストを削減できます。
ウィジェット
外部ソースから情報を取得し、リアルタイムに Zoho CRM のデータと連結させるカスタムUIを構築する為のコンポーネントを提供します。
Zoho CRM エンタープライズ向け機能の特徴
ポータル
顧客・ベンダー・パートナー自身が、Zoho CRMの一部データにアクセスできるポータル機能を提供します。
例えば、顧客は自身の営業担当者や、購入履歴・商談・請求書といった情報に自らアクセスできます。
Blueprintの機能追加
あらかじめ設計した業務プロセスを自動化できるBlueprint機能に、SLAとチェックリストの機能が追加されました。
これにより、セールスマネージャーは遅延が発生している営業プロセスのアラートを受け取ることが可能となります。
トランスレーション
Zoho CRMはこれまで以上に複数言語への対応を強化します。
これまで表示言語が固定であった、選択項目の選択肢を、ユーザーの使用言語に応じて切り替えることが可能となりました。
料金・機能
Zoho CRM の料金プラン体系は、スタンダードプラン、プロフェッショナルプラン、エンタープライズプランからなり、1ユーザー当たり月額1,440円から5,400円(税抜き)の間でご利用いただけます。
また、大企業に特化したアルティメットプランは、1ユーザー当たり月額$100 (12,000円相当、プレミアムサポートは英語のみ)となっています。
エンタープライズプラン・アルティメットプランにおいて、ほぼ全ての機能を利用できます。
今回ご紹介した機能の一部は、段階的にユーザーへ提供されます。
詳しい利用料金については、www.zoho.com/jp/crmをご参照ください。
ゾーホージャパン株式会社について URL: http://www.zoho.co.jp
ゾーホージャパン株式会社は、ワールドワイドで事業を展開するZoho Corporation Pvt Ltd.(本社:インド タミル・ナドゥ州チェンナイ CEO:シュリダー・ベンブ(Sridhar Vembu))が開発/製造したネットワーク管理開発ツールや企業向けIT運用管理ツール、企業向けクラウドサービスを日本市場に提供すると同時に関連するサポート、コンサルティングなども提供しています。
企業向けIT運用管理ツール群「ManageEngine」は、世界12万社を超える顧客実績を誇り、国内でも販売本数を伸ばしています。
「ManageEngine」は、ネットワーク管理のOEM市場でスタンダードとして認知されてきたネットワーク管理開発ツール「WebNMS」のノウハウや経験を生かして開発されたものです。
また、業務改善/生産性向上を支援する企業向けクラウドサービス群「Zoho」は、世界で3,000万人を超えるユーザーに利用されています。
国内では「Zoho CRM」を中心にユーザー数を増やしており、35種類以上の業務アプリケーションを1セットで利用できる「Zoho One」の提供も始まっています。
なお、ゾーホージャパンは2017年4月、「コールセンターの設置」、「テレワーク推進による働き方改革」、「地方創生(雇用促進・女性活躍)」の3つの目的のもと、元駐在所を町から借り受け、「川根本町サテライトオフィス」を開設しました。
現在、川根本町サテライトオフィスでは、シングルファザー、シングルマザーの方の採用を積極的に行っています。
川根本町サテライトオフィスについて:
〒428-0414静岡県榛原郡川根本町東藤川1013-1
紹介動画:https://youtu.be/nnX1SiKgdMM
紹介ブログ:http://bit.ly/2l1hH5V
採用について:http://bit.ly/2rguJLo
「:)ITクラフトマンシップ(^▽^)/ 」 について:
ソフトウェアは単なる工業製品ではなく、「クラフト」です。 ゾーホージャパンは、インドで創り上げた「クラフト」をおもてなしのこころで洗練します。
この限りない洗練を楽しみ、信念、情熱をもってIT の世界で追求していくこと。
それが「IT クラフトマンシップ」です。
常識にとらわれず、多様な人財がもつスパイス(個性)をかけ合わせることで、ITクラフトマンシップを発揮できる組織をつくります。
そして、笑顔あふれる社会 の創出に貢献します。
ゾーホージャパンは、お客様がクラフトを使いこなせるようにITクラフトマンシップで実現します。
人と人とのつながりを大切にし、安心して使いこなしていただけるよう、お客様の成長を支援します。
ゾーホージャパン「ZOHO Style」サイト
URL:https://zj15.zohosites.com/zoho-style2.html
–営業職から技術職へーー未経験の世界で「経験」を生かして働く
–新人エンジニア、インドへ行く。ITの仕事がつないだ異文化間の絆