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Google
Adwords は、広告主やマーケティング専門家にとって、今日最も重要な広告メディアです。 Google Adwords
を利用するユーザは、様々なキャンペーンや広告グループや広告などを継続して分析する必要があります。しかしながら、Google Adwords
が提供する既成レポートは、非常に基本的なものであり、下記のような不便な点があります。

  • レポートオプションがあまりない。レポートはデータの行で構成され、HTMLで表示するかCVS/XLSファイルとしてエクスポートすることができる。
  • 唯一のグラフオプションは、CPM(表示回数1,000 回あたりの単価)、クリック数、CTR(クリック率)などから1つの指標を描画する。
  • グラフとデータは別々に分かれていて、グラフ内で掘り下げて元データを確認することができない。
  • レポート内で2つの異なるキャンペーンの動向を比較することができない。または、2009年7月(現在)のキャンペーンの動向を、2009年6月(前月)や2008年7月(昨年の同月)のキャンペーンの動向と比較することができない。
  • グラフを将来の参照のために保存することができない。
  • グラフをオンラインで共有や共同編集することができない。

Zoho
Reports を利用すれば、Google Adwords
から提供されたデータに対して、様々な分析をすることができます。複数の指標でグラフ描画が可能です。複数のキャンペーン間の比較が可能で、同一キャン
ペーンの動向を毎日、毎週、毎月、4半期、毎年などの時系列で比較することができます。このような分析に基づき、ユーザは費用の削減やGoogle
Adwords 上で費やした費用より高い収益を得るためのアクションを取ることができます。

Zoho
Reports
を利用して、様々なキャンペーンの分析方法や、支出に見合う価値を得る(より低い費用、より高いコンバージョン率など)ためにできることをご紹介します。
下記に、Zohoで設定した Google Adwards
アカウントからの実際のデータを元に作成したグラフを組み込んでいます。キャンペーン名は、より一般的な名前としてマウンテンバイクに変更しています。3
つのキャンペーンを2007年1月から運用していて、1つは米国、1つはヨーロッパ、1つはオーストラレーシアやアフリカの国々からなるものです。

上のグラフは、様々なキャンペーンにわたる 平均費用/コンバージョン の動向を表しています。

このグラフは、3つのキャンペーンの数ヶ月にわたる CTR の変化を示しています。上の2つの例は、様々なキャンペーンのそれぞれの動向を比較しています。さらに、1つのキャンペーンの様々な指標の時系列での比較も可能です。


のグラフは、ヨーロッパのキャンペーンの過去の年での、インプレッション数 対 クリック数
を描画しています。もし、グラフは好みでない場合には、ピボットテーブルを作成することもできます。たとえば、下図のように、キャンペーンの4半期のコン
バージョンを描画しています。

ここでご紹介したレポートは、数例のサンプルに過ぎません。この3つのキャンペーン例に関して、多数のレポートを含むオリジナルのデータベースは、右記URLで参照することができます。- http://reports.zoho.com/ZDBDataSheetView.cc?DBID=4000000163350
適切な ビジネスインテリジェンスツール を利用すれば、Google Adwords キャンペーンのデータに対して、自由なデータ編集や、様々なレポート作成ができ、強力で柔軟なデータ分析が可能なことを是非ご確認ください。

もっとも強調したいことは、キャンペーンレベルレポートの一式が、Google Adword 分析に手軽に利用できることです。Analyze Google Adwords Performance(英語) ページに記載のある簡単な手順に従って設定をおこなうだけで、ご自身の Google Adwords キャンペーンに対して、上記のような多様なレポート作成が可能になります。設定をより手軽にするために、今後、Google Adwords アカウント用の Zoho Reports コネクタ の提供も予定しています。ご期待ください。

次回は、Google Adwords キャンペーンの、広告グループレベルでのデータ分析の方法をご紹介します。


Zoho Reports サービスページ: http://www.zoho.jp/zoho-reports.html


ご注意: Zoho Reports は、2009年8月現在、日本語化が未完了です。一部、列(コラム)名など、日本語を正しく扱えない場合がありますので、ご了承ください。


なお、このブログは、米国本社(ZOHO Corp.)のZoho Blogsを翻訳・加筆したものです。
元の記事(2009年8月17日投稿)は こちら(翻訳:ゾーホージャパン, 清水)

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