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サッカー選手と採用担当者 : コインの表と裏

(読了3分)

 

採用担当者は、組織において最も困難だがやりがいのある役割といえます。採用担当者はまるでサッカーチームのキャプテンです。チームメイト全員にリーダーシップと責任が求められるとはいえ、キャプテンの役割はチームのパフォーマンスの柱となります。

 

ここ一ヶ月で(の「2018 FIFAワールドカップ ロシア」の試合を通して)、キャプテンの存在が良くも悪くも選手のパフォーマンスに影響を与えることを実感しました。キャプテンは優れたプレイをするだけでなく、チームメイトに自信を抱かせ、ゲームプランを評価し、状況に応じて変えることが重要だからです。

 

キャプテンとして活躍するサッカー選手と共通して、採用管理者に求められる5つの特性を、次にリストアップしてみました。

 

精神的なタフさ

仕事において精神的な部分が最も困難です。キャプテンの決断は、必然的にチーム内外で批判を浴びる対象になります。したがって、キャプテンは試合中は冷静さを保ち、適切なタイミングで正しい判断をしなければなりません。

 

同様に、採用担当者は時に、可能性を見出した採用を進めることがあります。新入社員にまだ成長の余地があることで、経験のある従業員が気分を害するかもしれません。このような状況では、採用担当者は直感に従い、その意見を堅持しなければなりません。不屈の精神が求められます。

 

高いコミュニケーション能力

キャプテンに欠かせないのは、コミュニケーション能力です。チーム内でうまくコミュニケーションをとりながら、マネジメント層(ここでは、コーチ)とも簡潔なやりとりを行う能力。これを備える人は限られています。

 

やり手の採用担当者は、共通の目標を持つ人たちとの効果的な対話方法を知っていて、様々なコミュニケーションスタイルをとることができます。なぜなら、コミュニケーションの大半はテキストベースであり、優秀な採用担当者はテキストベースでのコミュニケーション能力が高く、相手から間違った言葉をはさまれることなくやり取りできるのです。

 

感情に流されない

“心は熱く、頭は冷静に。”

ロールモデルとして、キャプテンは模範を示して指導し、プレイヤーの期待に応えなければなりません。

 

もしキャプテンが自制心を失い、怒りやフラストレーションを爆発させてしまったら、合理的な決断ができなくなるでしょう。パフォーマンスも落ち、抑制できなくなった感情によってタイミングも協調性も狂い、ゲームを「読む」能力も失ってしまうでしょう。
 

感情に流されない採用担当者は、職場では自然かつ効果的に感情をコントロールしながら表現できます。そのような態度が、周囲に健全な態度や姿勢をもたらし、同僚のプロ意識や自信に繋がるでしょう。

 

チームメイトをよく理解している

キャプテンは、姿勢や気質や経験の異なる個々人に対応します。チームの各メンバーをよく理解し、それぞれの強みや弱みを知ることがキャプテンの責務です。どのプレイヤーが左サイドで最も優秀か、期待の合図が要求しているものは何か、要求をより強力かつ明確に表現するにはどうしたら良いかを知っていく必要があります。チームメイトをプレイヤーとしてだけでなく、人としてよく知ろうとする事に時間を割くキャプテンは、最終的により多くの尊敬と協力を得られます。

 

採用活動は関係性構築のビジネスです。効果的な関係作りが好きで、そのスキルがあり、かつ、人と気持ちを通じる才能が求められます。採用担当者が成功するかどうかは、知り合う人たち次第であるとともに、その人たちにどう思われるかに懸かっています。

 

自信に満ちている

自信に満ちたキャプテンは、他の人にも自信を与え、チームのパフォーマンス能力を高く維持できます。物事がうまく進んでいるときは簡単ですが、困難なときこそが重要です。そのような状況ではキャプテンが確実に自信を持って、調子良くしていないといけません。確信を持って振る舞えば、次第に周囲も自信を持てるようになります。

 

やり手の採用担当者は、自信と野心と個性を正しく持ち合わせています。これらのスキルのうち、自信こそが最も差別化できるポイントです。

 

 

最後に。サッカーにしろ、採用活動にしろ、チームワークが夢をかなえるのです。

 

 

今週末のワールドカップ決勝戦とともに、採用活動を楽しんで下さい!

 

 


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※本投稿は、グローバル本社(Zoho Corporation)の Zoho Blogs の記事を翻訳・加筆したものです。元の記事(2018年6月28日)はこちら

 

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