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2017年9月にZoho CRMでは、大きな変更・最新の機能を追加いたしました。

今回、そのアップデートされた機能について、1記事に1機能ご紹介して参ります。

ご紹介するのは以下の機能です。

 

  1. 複数選択ルックアップ項目:多対多のルックアップ項目を追加 ←現在この記事
  2. 複数条件ワークフロー:1件のワークフロールールに複数の実行条件と処理を関連付け可能に
  3. 画面の刷新:設定画面の再編成・インポート&他のCRMからの移行メニューの集約
  4. 施策による売り上げを可視化:キャンペーンの費用対売り上げ表示 (2017/09/15 New)

アップデート機能紹介 第1回「複数選択ルックアップ項目」

ご要望の多かった「多対多のルックアップ項目」がついに登場しました!

 

みなさんの顧客データは、商談情報、購入した商品の情報など様々なデータと関連があることでしょう。

ルックアップ項目によって、その関係性をCRM上に再現することができます。

今までルックアップ項目では、1件しかデータを選択できず、画像のように、1対多関係を表現が限界でした。

 

ですが、今回追加された新機能、「複数選択ルックアップ項目」では、

関連するデータを複数選択を実現可能にしました!

 

項目の種類

関連付け先

関連付けの種類

ルックアップ項目

1件のデータ

1対多

複数ルックアップ項目

複数のデータ

多対多

複数選択ルックアップ項目によって、1件のデータに対して複数の関連データを結びつけることができ、2件のタブの間で完全な複数データ同士の関連付けができます。

実際の画面でご説明します。

この画像は学習塾を例にしたCRMの画面です。生徒タブとコースタブという2タブがあります。

一人の生徒は複数のコースを受講しますし、1コースに参加する生徒は複数人いますね。

 

「受講コース」の項目が複数選択ルックアップ項目で、生徒のデータに複数のコースデータを関連づけています。

もちろんコースタブのデータ画面、関連リストには、受講者がずらりと表示されます。

 

この塾の例以外にも、

 

・保険会社のCRMには、保険契約者タブと保険タブというタブ。

 1人の保険契約者は複数の保険に加入することがあり、同様にある保険に加入している保険契約者は複数います。

 

・不動産会社のCRMには、入居希望者タブと不動産タブがあります。

 入居希望者は複数の不動産に興味がありますし、ある不動産に興味がある入居希望者は複数いることでしょう。

 

など、複数選択ルックアップ項目が活躍するシーンがいくつもあります。

さて、複数選択ルックアップ項目は、既存のルックアップ項目と独立して存在しています。

画像のように独立した項目の種類として、カスタマイズ画面に表示されます。

 

また、同じAタブに、ルックアップ項目と複数選択ルックアップ項目でそれぞれBタブへ関連づけると、Bタブへの関連リストが2件作成されます。

 

1件のタブにつき追加できるカスタム項目(独自に追加できる項目)の上限には、この複数選択ルックアップ項目の上限(2件)が追加され、エンタープライズプランでは、1件のタブにつき302項目※活動タブ除く まで独自の項目の追加が可能です。

 

対応プラン:エンタープライズプランのみ

制限事項:1タブにつき2項目まで追加可能。

そのほか複数選択ルックアップ項目の詳細はこちら ※英語


さて、アップデート機能紹介 第1回「複数選択ルックアップ項目」いかがでしたでしょうか?

ブログ記事では紹介しきれなかった複数選択ルックアップ項目の魅力については、今後セミナーなどでみなさまに詳しくご紹介したいと考えております!

 

次回、複数条件ワークフローも素敵な機能ですので、ぜひ楽しみにしていただけると幸いです。

それでは、また次号でお会いしましょう!

 

「2. 複数条件ワークフロー」に続く……


☆記事を書いた人☆

ゾーホージャパン Zoho事業部 技術 鈴さや

 

入社3年目の若手社員。出身は青森県 弘前市。

自称「新UIお姉さん」改め「新機能お姉さん」として
新しく追加された機能をご紹介していきます。


 

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