2017年9月にZoho CRMで追加された大きな変更・最新の機能をご紹介する本連載。
第4回目にご紹介するのは「キャンペーンの費用対売り上げ表示」です。
- 複数選択ルックアップ項目:多対多のルックアップ項目を追加
- 複数条件ワークフロー:1件のワークフロールールに複数の実行条件と処理を関連付け可能に
- 画面の刷新:設定画面の再編成・インポート&他のCRMからの移行メニューの集約
- 施策による売り上げを可視化:キャンペーンの費用対売り上げ表示 ←現在この記事
アップデート機能紹介 第4回「キャンペーンの費用対売り上げ表示」
Zoho CRMに存在する「キャンペーン」タブは施策を管理するタブです。
施策によって獲得した見込み客から、施策に紐づく売り上げを管理し、顧客の入り口からゴールまでを一気通貫で管理・データの集計ができるのがZoho CRMです。
そのキャンペーンタブで、費用対売り上げの表示が刷新されましたのでご紹介いたします!
Zoho CRMのキャンペーンタブに存在するキャンペーンデータをクリックします。
するとデータの詳細画面上部にキャンペーンで獲得した(あるいは参加した)見込み客・連絡先の合計数と実際の費用、キャンペーンに関連する売上と進行中の商談の総額が表示されます。
金額の項目の詳細は以下の通りです
実際の費用:キャンペーンタブの「実際の費用」の項目に入力された金額を表示します。
売上:キャンペーンデータに直接的・間接的に関連づけられている商談のうち、「受注」のもの合計金額を表示します。
進行中:キャンペーンデータに直接的・間接的に関連づけられている商談のうち、「未完了」のもの合計金額を表示します。
※直接的とは、商談の「キャンペーンのデータ元」に該当のキャンペーンが関連づけられている場合を指し、間接的とは、直接関連づいているのはキャンペーン-連絡先、連絡先-商談で、連絡先データを介してキャンペーンと商談の関連性がある場合を指します。
さて、ここまででは表示方法が変更されただけになりますが、これで終わらないのがZoho CRMのアップデートです。
進行中の横の i マークをクリックしますと次のメッセージが表示されます。
このレポートでは、このキャンペーンから発生した商談や、キャンペーンの連絡先と関連する商談が表示されます。
連絡先と関連のある商談は除外しています。
ここを実際の機能で言い換えますと
商談タブの項目「キャンペーンのデータ元」で、このキャンペーンデータに直接関連づけられている商談以外に、キャンペーンの参加者の連絡先に関連づけられた商談も計算に含んでいます。
キャンペーンと直接紐づいている商談の金額だけ表示しますか?
という感じです。クリックしてみましょう。
このように、参加者の連絡先にだけ関連づけられた商談は除外され、キャンペーンに直接関連づいている商談の金額のみが表示されます。
実際にデータを確認しても……
キャンペーンに直接関連づいている商談
キャンペーン – 連絡先 – 商談 というように連絡先を介して関連づいている商談
その1:受注しているので「売上」に計算されています。
その2:受注前の商談なので「進行中」に計算されています。
それぞれの合計金額が対応する項目に計上されています。
もちろん金額の表示方法は、同じ手順で元に戻すことも可能ですよ。
売上の高い施策により注力したり、費用に対して売上が奮っていない施策を見直したり…
顧客管理・案件管理だけでなく、これを機に施策の管理、費用対効果の可視化、してみませんか?
対応プラン:全てのプラン
さて、アップデート機能紹介 第4回「キャンペーンの費用対売り上げ表示」いかがでしたでしょうか?
本日ご紹介したアップデートを含め、9月に追加された内容を新機能講座として10月11日にオンラインで解説します。ぜひご参加ください!
→Zoho CRM活用講座 新機能編はこちら
それでは、また次のアップデートでお会いしましょう!
☆記事を書いた人☆
ゾーホージャパン Zoho事業部 技術 鈴さや
入社3年目の若手社員。出身は青森県 弘前市。
自称「新UIお姉さん」改め「新機能お姉さん」として
新しく追加された機能をご紹介していきます。